仕事探しに役立つ職業訓練

職業訓練とは

これまでの仕事と異なる分野で何か希望する進路ややってみたい仕事があって転職活動を行うのはとても素晴らしいことだと思います。日本人は海外と比べて大人が夢を持たない国民性だと言われていますが、だからこそ夢や希望を持ってその為の仕事に就こうと努力することに憧れを感じる方も多いでしょう。しかし実際問題として未来はこれまでの延長にしかなく、年齢が上がれば上がるほど柔軟性や吸収力も失われる為、30代以上の方が未経験の分野に転職するのは課題が多いのも事実です。
しかし諦めることはありません。そのような前向きな気持ちを持った人を国も応援しようとしてくれており、例えば公的機関や提携学校による職業訓練を企画し、ハローワークなどで紹介してくれているのです。

資格を得てキャリアアップ

転職活動中の方がハローワークなどで紹介される職業訓練を受けるメリットは多く、その1つは資格の取得に繋がる場合が多い点です。例えば事務の求人に応募しようとするにもマイクロソフトのオフィスシリーズに関する資格を持っている人といない人とでは評価が異なります。もちろん事務職の経験がこれまでにある人であれば特に問題ないのですが、接客の仕事や工場での仕事など、事務とは関係ない仕事しか経験していない人の場合、企業はこの人を採用して大丈夫か不安に思います。そうした時に資格を持っているかいないかで採用を担当する面接官の安心感が変わるのです。
また事務の仕事以外に電気関連の工事など、その仕事に就く為には資格が必須という仕事も多くそうした仕事に就く為の資格も職業訓練で取得できる場合が多くあります。

失業手当の給付期間の延長

企業を退職した場合、会社都合か自己都合かによって開始時期や金額などは異なりますが失業手当の給付対象となります。この失業手当があるから求職者は安心して転職活動に専念できるのですが、失業手当は給付期間が決まっており、その期間内に次の仕事を見つけなければなりません。
しかしハローワークから斡旋される職業訓練を受講する場合、受講期間中は失業手当の給付期間が延長されます。お金をもらいながら勉強やスキルアップに集中できるので素晴らしい制度と言えるでしょう。

仲間との出会いもある

またその他の職業訓練のメリットとして、仲間との出会いもあげることができます。特に未経験の分野に飛び込もうという場合、その業界に人脈がない場合が多いので生の情報が仕入れにくくなります。しかし職業訓練では同じ分野を志す仲間に出会えますので、新しい人脈が生まれ様々な情報交換も可能になるのです。